8/20/2012

MOJOを買いにメンフィスへ行こう。




MOJO

MOJOはブルースに親しんだみなさんにはおなじみの言葉ですよね。
そう、あの名盤、げんこつドーンの「Mojo Hand」のMOJOです。




マディ・ウォーターズもGot My Mojowarkin’ と歌っています。
他にもたくさんのブルースの曲で歌われていますが、なんとなく知っているようでよくわからないMOJO

OJOとはなにか?

MOJOはヴゥードゥー教のお守り、まじない、魔法、呪い、呪文といったもののことです。
だからライトニンもマディも「ルイジアナに行ってMOJOを手に入れるぜ」と歌っていますよね。

そこから転じて、(この転じてのほうが圧倒的に多いのですが)個人の魅力、権力やお金を手に入れる力、異性に対する魅力、XXしてトリップしたかんじ、あるいはXXXしたときの快感、XXする際のXX、またXXXXする力、XXしたときのXXなどなど、あらゆる(あまり健全ではない)「かんじ」を表現するのに自在に使われています。

あのオースティン・パワーズもMOJOをなくしたとたんにヘナチョコになっちゃいましたよね。

でもMOJOってなんとなく、宗教的な、抽象的な、観念的な、概念的な、精神的な、そういったものだと思っていました。

ところが、MOJOを売っているお店があるというのです!

歌手の山崎まさよしがロバート・ジョンソンの足跡をたどるというドキュメンタリー番組(1999年)の中で、メンフィスにある「A.Shuwab's」というお店でMOJOを買うというシーンがあったのです。



この番組にはハニーボーイ・エドワーズが「ブルースで大事なことは頭の中の物語を表現することさ」
と語るシーンもある。くーっ、かっこいい。



MOJO Bag
それは小さな赤い袋に、その人の願いに合わせて石やハーブや動物の骨なんかを組み合わせて入れたものなのですが、まるで症状や好みにあわせてブレンドしてくれる漢方薬かハーブティーみたいです。


そもそもMOJOは「フランネルの袋に入っているヴゥードゥー教のお守り」なので、まさにそのもの、考えてみれば不思議でもなんでもないのですが・・





私のイメージは、MOJOはなかなか見ることもかなわない、ましてやおいそれとは手に入らない、手に入れるためにはルイジアナの森の中にいるヴゥードゥーの巫女かなんかのところに行って、怪しげな儀式などもしなければいけない、そういうものだったので、そんな神秘的なものだと思っていたものがお店で買える、なんていうと、なんだか、ちょっと・・・ねぇ・・・

例えば宇宙人モノの映画なんかで、姿が見えないぶん恐怖がじわじわと迫ってきていたのに、宇宙人が古典的な姿で登場したとたんダヨーンとしてしまう、あのかんじをちょっと思い出してしまいます。

しかしながら、買えるものなら欲しい!

ああメンフィスのシュワブ、MOJOを売っていると知っていたら買ったのに!
実に残念!
今度行ったら絶対に買おう!(どんなMOJOにしてもらおうかな・・・アレをアレできるものとか・・・)


ところで、メンフィスはビールストリートにあるこの「A.Shuwab's」というお店はとってもへんな店なのです。
本当に本当にものすごーくヘンな店です。おそらく世界一へんな店です。

Dry Goods Store (これもわかりやすそうでよくわからない)ということなのですが、要するにありとあらゆるもの、なんでもかんでも売っているのです。(だからMOJOくらい売っていて当たり前なのか!?

なんといっても店のモットーが
"If you can't find it at Schwab's, you're probably better off without it."
「もしシュワブでそれが見つからなかったら、たぶんそれなしで豊かな暮らしができます」
なんですから。


メンフィスにご旅行の際はあなたもシュワブでMOJOをお買い求めになってはいかがでしょうか。



A.Shuwab's




















163 Beale Street, Memphis, TN 38103 




今週の当番:No.3 bunyayurisses




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