4/01/2013

春雨は濡れるより食べるほうが・・・


春なのに、なんだか肌寒い日が続きますねえ。春に3日の晴れなし、花散らしの雨、三寒四温などなど、近ごろは春先の天候を表す素敵な言葉をよく耳にします。春絡みの歌もよくテレビなどで流れてますね。でもこれ、とってもドメスティックな文化で、たとえば英語には春にまつわるそんな表現はあんまりないんですよね。桜はもちろんめったに生えてないし、年度替わりは1月で、学校は基本的に秋始まりなので、春=別れとか始まりといった連想もなし。ただ、雨にまつわる曲は英語にもたくさんあります。雨=涙のイメージは共通のようで、しかも英語ではレインとペイン(痛み)の韻を踏めるから、歌詞のモチーフに多用されます。

たとえばテンプスの名曲「I Wish It Would Rain」。彼女にふられちゃった僕。青空なんてむかつくだけ。お願いだから、雨よふれふれ。雨粒でこの涙粒を隠しておくれ・・・という哀しい哀しい失恋歌。ミソは仮定法の「I wish」を使っているところ。「どうせ降らないのは、この気持ちが収まらないのは、わかってるんだけどさ」的思いが見え隠れしていて、悲哀感アップ。ぐっときます。
では、Let’s 練習:I wish I (he,she,we, they, it) would****を使って、叶わぬ思いを漏らしてみましょう。
例)I wish I could dance like JB.(ああ、JBみたいに踊りてえなあ・・・)



逆に、雨は哀しくてやりきれないのよね、と歌ってるのがアン・ピーブルズ姉さんの出世作「I Can’t Stand the Rain」。いなくなっちゃった男との甘い思い出に浸りつつ、窓を伝う雨粒をじっと見つめる麗しきご婦人。想像しただけでぐっと来ます。(個人的には、昔ルームメイトだったスシ**シ君が、雨降りの真夜中に酒をなめなめ、窓の外をじっと眺めて、「おれ、好きなんすよ、雨・・」とぼそっと呟いていた不気味な姿が思い出されます)。それはともかく、ポイントは「耐えられん」という意味での「can’t stand~
では、Let’s 練習:I can’t stand****を使って、忸怩たる思いを漏らしてみましょう。
例)I can’t stand pollens anymore!(花粉、もう無理っす!)



彼氏が好きすぎて、憂鬱な雨も大好き、雨の中一緒に歩けるし、と浮かれまくる乙女心を描いたのが愛無限大組ラヴ・アンリミテッドによるSEも浪漫な「Walking in the Rain」。
英語的ポイントは関係代名詞(省略形)を使ったフレーズ、with the one I love(愛する人と一緒に)。
では、Let’s 練習: with *** I loveを使って、愛する思いを漏らしてみましょう。
例)I love to drink with the album sleeves I love(お気に入りのレコジャケを肴に飲むのがたまんないのよね)



See ya!

No. 7 aoi

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